日本オーストリア友好 150 周年記念 |
'2018 11_9 会場:東京ミッドタウン日比谷 「日比谷三井カンファレンス ROOM1+2」 にて 「 クリムト展 ウィーンと日本 1900
」 の記者発表会が行われました。
|
【記者発表会・司会者】 秋沢 淳子(TBS アナウンサー) 【主催者・監修者紹介】 真室 佳武(東京都美術館 館長) 堀越 礼子(朝日新聞社 企画事業本部長補佐) 横井 仁 (TBS 事業局長) 村田 真宏(豊田市美術館 館長) 鈴木 要一郎(中京テレビ放送 常務取締役 事業局担当) 千足 伸行(成城大学名誉教授/広島県立美術館 館長) マーカス・フェリンガー(ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 学芸員) 【主催者挨拶】 真室 佳武(東京都美術館 館長) 【来賓ご挨拶】 フーベルト・ハイッス(駐日オーストリア大使) 【特別解説】―グスタフ・クリムトとその時代 千足 伸行(成城大学名誉教授/広島県立美術館 館長) 【作品解説】―主な出品作品 マーカス・フェリンガー(ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 学芸員) 【作品解説】―「ベートーヴェン・フリーズ」 について 小林 明子(東京都美術館 学芸員) |
日本オーストリア友好 150 周年記念 |
Gustav Klimt: Vienna-Japan 1900
|
クリムト展 ウィーンと日本 1900 |
19 世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト (1862-1918)。 華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつその作品は、いまなお圧倒的な人気を誇ります。
没後 100 年を記念する本展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の黄金様式の時代の代表作、甘美な女性像や知られざる風景画まで、日本では過去最多となる
20 点以上の油彩画を紹介します。 ウィーンの分離派会館を飾る壁画の精巧な複製による再現展示のほか、同時代のウィーンで活躍した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品などもあわせ、ウィーン世紀末美術の精華をご覧いただく展覧会です。
|
ウィーンと日本 1900 |
1873 年に開かれたウイーン万国博覧会では日本館が好評を博した。 このことがきっかけとなり、1900 年頃のウィーンでは本格的な日本美術の展覧会が開催されたり、専門書が刊行されたりと、日本美術が大きな注目を集めていた。
クリムトも日本美術を研究しており、甲冑や着物、浮世絵なども所有していた。 |
会期: 2019 4/23 [火]~ 7/10 [水] 巡回展で開催
休室日: 5 月 7 日(火)、20 日(月)、27 日(月)、6 月 3 日(月)、17 日(月)、7 月 1 日(月) 開室時間: 午前 9 時 30 分~ 午後 5 時 30 分、 (毎週金曜日は午後 8 時まで開室) ※入室は閉室の30分前まで 会場: 東京都美術館 企画展示室 (上野公園内) 主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 ………巡回先情報……… 会期: 2019 7/23 [火]~ 10/14 [月・祝] 愛知県・豊田市で開催 会場: 豊田市美術館 (愛知県豊田市) |
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
日本とオーストリア友好 150 周年記念 |
待望のクリムト展、過去最大級。! |
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」 展覧会概要 |
|
ウィーン世紀末の巨匠、グスタフ・クリムトの傑作が一堂に会する展覧会です。 輝く金箔と鮮やかな色彩で彩られた 「黄金様式」 の時代の作品を中心に、本展に出品される油彩画は国内で過去最多、20
点以上に上ります。 |
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
Ⅰ. この絵はウィーン分離派が結成された直後の 1901 年に描かれました。 |
|
グスタフ・クリムト 《ユディトⅠ》 部分 1901 年 油彩、カンヴァス |
|
この作品は油彩画に初めて本物の金箔を用いた作品とされ、額縁はクリムト自身のデザインによる。 クリムトの 「黄金様式」 の時代の最初の作品とされています。 女性の官能、金の装飾、繊細なホルムの造形、他の象徴的作品と同様にクリムト自身の人生との関連が内包されている作品です。 敵将ホロフェルネスを誘惑し、その首を取ったユダヤの女性ユディトの物語を借りて女性のセクショナルな魅力の危険性の象徴としています。 首を失うということは女性の前で我を忘れるということです。 | |
Column 「黄金様式」 の時代 |
Ⅱ. クリムトは日本美術に傾倒しており収集家でもありました。 |
|
グスタフ・クリムト 《ベートーヴェン・フリーズ》 部分 1984 年 原寸大複製、オリジナルは 1901-1902 年 216 x 3438 cm ウィーン、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll |
|
1897 年にクリムトがウィーン美術家協会を脱退に始まるウィーン分離派は、1898-1905 年まで 8 年の間、分離派会館において継続してグループ展を開催。 第 14 回分離派展は偉大なる音楽家ベートーベンを称賛するために企画され、入口近くの長方形の空間を与えられたクリムト (40 歳頃)は、三方の壁面に帯状に、高さ 2.15 m、全長 34 mに及ぶ壮大な壁画を、ベートーベンの交響曲第 9 番に着想を得て描いたのが 《ベートーヴェン・フリーズ》 です。 黄金の甲冑に武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開する。 |
|
Column 「総合芸術」 |
グスタフ・クリムト (1862-1918) |
|||
世紀末ウィーンを代表する画家。 ウィーンの美術工芸学校に学ぶ。 初期にはアカデミックな作風で才能を認められ、劇場の壁画装飾などで名を馳せる。 1897 年に保守的なウィーンの画壇から離脱し、「ウィーン分離派」 を結成すると、初代会長として分離派会館を中心に多くの展覧会を開催しながら、新しい造形表願を追求。 同時代の芸術家らとともに、絵画、彫刻、建築、工芸の融合を目指す総合芸術を志向する。 エゴン・シーレら次世代の画家たちにも多大なる影響を与えた。 |
|||
1862 年 ( 0 歳 ) ウィーン郊外のバウムガルテンに生まれる。 |
|||
クリムト作品の魅力 ―クリムト作品のなりよりの魅力は、華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつ独自の様式にあろう。 金箔やガラスなど、ビザンティンや中世の美術に通じる素材が多用された絵画は、精密な工芸品のような輝きを放つ。
日本の浮世絵や琳派からの影響も少なくない。 |
お問合せ:tel 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、 |
参考資料:「クリムト展 ウィーンと日本 1900」 プレス説明会、PRESS RELEASE & 報道資料 、他。 |
ご意見ご感想は yashio@mui.biglobe.ne.jp |
Copyright © 2002-2018 Yashio.ALL Rights Reserved. |